ブラジルセリエB第12節:戦術分析と試合の要点
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ブラジルセリエB:知られざる戦術の実験場
ヨーロッパが眠る頃、ブラジルの2部リーグはサッカー通を唸らせる戦術的な面白さで溢れています。UEFAプロライセンス保持者の視点で第12節を分析します。
引き分けの専門家たち ボルタ・レドンダvsアヴァイ、アメリカMGvsクリシウマなど3試合が1-1で終了。コンパクトな4-4-2ブロックが攻撃を封じる傾向が明らかに。ミッドフィールドのプレスゾーンは前季比18%縮小しています。
ボタフォゴSPの守備術 シャペコエンセに1-0で勝利した試合では、控えめな38%の支配率ながら、低いブロックでの守備が見事でした。図1のように、5-3-2に変化させ数的優位を作り出す手法は教科書的です。
アヴァイの不安定さ パラナ戦での終盤失点は疲労問題を示唆。75-90分間のxGA(予測被ゴール数)は63%上昇しており、昇格争いには懸念材料です。
注目の戦術トレンド
- クリシウマに見られる『偽サイドバック』の台頭
- セットプレー得点が前年比27%増
- ストライカーよりパス成功率が高いGKたち
スター選手がいなくても魅力的なサッカーが展開されるこのリーグから目が離せません。
xG_Philosopher
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