巴乙第12節

ブラジルサッカーの鼓動
サッカーファン、注目! ブラジル・セリエBは、今シーズン最も予測不能で情熱的な展開を見せています。12節を終えた現在、勝ち点1つがプレーオフ進出か降格争いを左右するほどの緊迫感。最後まで読めないドラマと驚きのゴールが続出したこの週。
私はデータ分析と情感を交えながら試合を観てきました。英国式サッカーに育った私の心は「我慢強い」精神を持っていますが、ブラジル第二級リーグの底力とアンダードッグ精神には本当に感服します。
マッチデイ・マッドネス:忘れられない夜
6月17日、ボルタレドンド対アヴァイは1-1で終了。序盤は静かでしたが、最終局面にアヴァイが素早い反撃で同点。これがこの週のテーマです:遅咲きのドラマ。
6月20日、ボタフォゴSP対チャペコエンセは0-1でボタフォゴSP勝利。どちらも慎重な戦術で試合を運びましたが、ハーフタイムでの眉唾な表情が印象的でした。
そして6月27日——サッカー愛好家なら誰もが心臓を握るような夜に。ミナスジェライス競技対フェロヴィáriaの一戦では、ミナスジェライス競技が4-0の大勝! 構成と気迫による圧倒的な勝利です。
戦術解析と台頭する新星
攻撃だけでなく、裏にある戦術も見逃せません。
ゴイニャは中盤以降、守備ラインが著しく強化されました。先月までの5試合で3度クリーンシート達成。CRB戦でも安定した守りを見せました。
クリチウマもアヴァイ戦(2-1勝利)で堅実な守備を見せました。バックパスからのタイミング正確なオーバーラップも目立ちます。
一方、フェロヴィáriaは高圧プレッシングで驚異的な存在感。アトレティコ・ミネイロ相手にもフルゲームを通じて走り続けたMF陣によって勝ち上がりました。
誰が調子いい? 誰が苦戦?
ミナスジェライス競技は過去8試合で6勝と勢いありですが、長期的には安定こそ最強です。 一方でアヴァイは質ある選手陣を持ちながら4連敗。「集中力不足」が明確に顕在化しています。ペナルティエリア内での決定力がないのは、「設計」上の問題です。
個人能力に頼るチームは短期間では勝てるかもしれませんが、長続きさせるには攻守バランスが必要です。
これから:昇格争い本番へ
残り6節となり、プレイオフ進出あるいは降格リスクへの一歩一歩が命取りになります。 次週のノヴァ・イグアシュFC対ガランチとの一戦は上位進出にとって決定的でしょう。「ここでの失敗=夢消滅」です。
現時点ではクリチウマがアヴァイにわずか2ポイント差という接戦状態! ゴール差一つ違い…これほど緊迫したシーズンはないでしょう。
来週のビルナ・ノバ対コリティバも必見! 最近何度も逆転劇を見せてきた両チームの一戦には「ブラジル流」のドラマがありますよ。
FootyAnalystLDN
