ブラジルセリエB第12節:データ分析と戦術的考察

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ブラジルセリエB第12節:データ分析と戦術的考察

ブラジルセリエB第12節:データで読み解く試合

プレミアリーグのデータアナリストとして、南米サッカーに注目している私がブラジルセカンドディビジョンの数字を分析しました。第12節は接戦と戦術的な駆け引きが光る内容でした。統計データとブラジルらしい華やかさを交えて解説します。

引き分け専門家:ヴォルタ・レドンダ&アヴァイ

6月17日のヴォルタ・レドンダ対アヴァイ戦(1-1)は統計的に興味深い試合でした。両チームともxG(期待得点)が1.2前後で、チャンスを作りながら決めきれませんでした。アヴァイの同点ゴールは78分 - 今シーズン75-90分間に失った5点目で、終盤の守備の問題が浮き彫りに。

ボタフォゴSPの効率的なプレー

6月20日のボタフォゴSP対シャペコエンセ戦(1-0)は効率性の見本でした。支配率42%ながらビッグチャンスを決め、相手をxG0.8に抑えました。CBコンビは空中戦勝率83%と、シャペコエンセのフィジカルFW陣を封じました。

降格圏6ポイント戦:アマゾナスFC 2-1 ヴィラ・ノヴァ

6月22日のこの一戦は降格争いらしい熱戦でした。アマゾナスの決勝点はセットプレーから(今季8点目)。ヴィラ・ノヴァのxG1.8はもっと得点できた可能性を示唆。アマゾナスのセットプレーコーチ要注目です。

戦術トレンド

今節、4-2-3-1システムのチームは平均1.4得点に対し、伝統的4-4-2は0.9得点のみ。また30分以前に先制した試合は平均3.2得点、無得点前半試合は1.7得点でした。

今後の展望

昇格争いがさらに熱く:

  • パラナ守備(直近5試合で3完封)
  • ゴイアスのアウェイ成績(過去6試合で1敗のみ)
  • VAR判定増加(今節だけで3回覆る)

セリエBは統計データとドラマティックな展開でファンを魅了し続けています。

DataDevil

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